すっきりした文体でブログを運営したいと思ってるのに
自分の意図に反してどんどんどんどん長くなっちゃう私は
ブロガーの資格ゼロなんじゃないかと本気で思ってる
暑さに頭をやられたちょっと気弱なsayokoです、こんばんは

私のこの夏の目標は
目指せ!贅肉のない身体と文章!ですね。
「身体」と「文章」が同列に並ぶ自分が無性に悲しいです

もう、さっさと続きに入りましょう。
私はおそるおそる入ったバイトはホントに適当な会社。
おまけに詐欺まがいの会員権セールス。
どんな会員権かっていうと。
バブルの時期にちょっと流行ったのですが、その会員権を持ってると
貸し別荘が一年のうち7日間使えるとか、○○が割引だとか
××が優先的に使えるとか・・・まあ、いろいろな特典があるよ、
っていう胡散臭い若い人向け会員権。それで年間25万円!
いらね~よっ!そんなもん!
大体、25万も払うなら、その金でもっといい思いができるよっ!
っていう感じのものでした。
アポインターの仕事は「ターゲットにこの会社まで足を運ばせる」。
来てもらうアポイントをとるのが仕事だったんです。
こないだろ~、普通・・・。
もう、セールスの電話をするのも申し訳ない・・・

詐欺まがいだからこそ「偽名」なんだろうし。
だけど、一緒にバイトしてた人たちはすっごいいい人ばかり

これだけは大収穫!
やっぱりみんな「変な名前」つけられてました。
Aちゃん:「『夢野朝子』かあ。キョーレツだねえ」
Bちゃん:「名乗るの、恥ずかしいよねえ」
sayo:「ところでみんなのTELネームは?」
Aちゃん:「アタシなんか『久遠みどり』っていうのよ~(笑)」
Bちゃん:「アタシなんか『愛野美穂』 どこのAV女優だよ~」
sayo:「・・・(絶句)」
岩淵さんのネーミングセンスに脱帽です。
ちなみにこの名前、ホントに使ってました。
当時のバイト仲間がブログ読んでたらばれちゃうな~

五十嵐(仮名)は仕事を教えてくれないけど(←すでに呼び捨て)
その分、彼女たちがフォローしてくれたし。
バイトが終わった後もご飯食べに行ったり、合コンしたり。
なんだかとっても仲良くなっちゃいました。
ところで。
ここにバイトに入ってひとつだけ勉強になったことがあります。
みなさんはセールスの電話が入ったときにどんな対応をされます?
私、結構人がいいので(←自分で言うなって?)
ついつい「ちょっとだけ」聞いちゃってたんです。
で、「興味ないので」って切ってたんですけど。
私のバイト先では「ちょっとでも話を聞いてくれた人」は
「ルースアポ」というマークがつきます。
「ルースアポ」先は「興味あり、再架電先」にあげられ
アポインターが何度も電話セールスをかけることになってました。
担当アポインターはずっと同じ人ですから、2度目にかけたときに、
相手にちょっとした「親近感」ができちゃうんですよね。
そうすると、「いい人」「断れない人」は絶対に逃れられなくなる。
すいません。私もこうやって見ず知らずの人を落としました

これを知ってから私は電話セールスは全て「がちゃ切り」です。
女らしさの欠片もありません

私、実は電話の印象がすっごくいいらしいんです。(←自慢?)
練習してもないのに、見ず知らずの人と会話が続いちゃう。
もちろん速攻切られたことも数知れず。
そういう人のほうが圧倒的に多いんですけど、でも・・でもね。
一人暮らしを始めたばっかりで寂しかったり
彼女と別れたばっかりで泣いちゃいそうだったり
ただ単に暇だったり・・・
そんな人たちがsayokoの相手をしてくれてました。
sayokoも仕事ですから、会員権のセールスをすると
「キミに逢えるなら行ってもいいよ

」
とありがたい言葉を言ってくれる人もいました。
(んもぅ~。私ってば電話美人♪)
でも、そんなときsayokoは心の中で
「だめっ!絶対にきちゃだめ~~!!!」と叫んでいたのです。
なぜか!
だって、ここに来てくれたって私は逢えないし、
セールスの百戦錬磨な方々がターゲットに襲い掛かるから。
ここに来たら絶対に逃れられないんです!
もう、契約書にサインするまで帰れない(らしい)。
でも、五十嵐(仮名)が電話部屋で見張ってる以上、私は
「来ちゃだめ!」なんて言えないんです。
五十嵐は、普段はぽ~っとしてるくせに人の電話はよく聞いてて
(ってかそれしか仕事はなかったからなんだけど)
「夢野さん(←TELネームで呼ぶな)今の人、アポとれそうだね」
とかってチェックを入れてくるんです。
かくして私はセールスに熱はこもらないし、罪悪感でいっぱい!
根性なしの女子大生だったsayokoは3日で挫折しました

「辞めます」と岩淵さんに宣言したとき、彼女は非常に残念がってくださいました。
「3日で5件のアポを取るなんて、稀に見る好実績だったのに」
え?そうだったの?
「アポを一件も取れないでやめる子ばっかりだし」
そ・・そうだったの??
「ねえ、うちに就職しなよ。セールスの才能あるよ」
絶対やだ!!!かくして3日間の給料&5件のアポ獲得の歩合、ということで
5万円の報酬を手に、sayokoは新宿を後にしたのでした。
いま考えるとおいしい仕事だったかも・・・
3日働いて5万って・・・ありえね~
sayokoの「若さゆえのあやまち」なお話でした。
こんな長い話を最後まで読んでくださった根性のあるみなさま。
ホントにありがとうございます